明日を追いかけて【リサ・マリー・ライス】



Pursuit

リサ・マリー・ライス著 Lisa Marie Rice/Elizabeth Jennings
上中 京訳
2008(原書)
2009年扶桑社ロマンス
★★★★☆

Hero: マシュー(マット)・サンダース/元海軍少佐
Heroine: シャーロット・コート/コート財閥の跡取り娘

○備考:元軍人

○作者別名:Elizabeth Jennings

●ストーリー:
ああ、神様! 私は殺人事件の容疑者として指名手配されている!

ある晩を境にしてシャーロットの人生は一変した。
父親が殺されたところを目撃したシャーロットは犯人に肩を撃たれ、やっとのことで逃げたが今度はシャーロット本人が殺人事件の容疑をかけられてしまった。

銃傷で発熱しながらも大陸を横切り、メキシコまで逃げおおせたシャーロット。
メキシコで退役軍人のマットと出会い、やっと安心できる場所を手に入れたかのように見えたが追手はすぐそこまで来ていた。


●感想:
本名のElizabeth Jennings名義で書かれたもの。

リサ・マリー・ライスとElizabeth Jenningsの違いはHOTシーンの違いだそうです。
元軍人ヒーローはヒロインを「天使」として崇め大切にしているので、それだけで充分気持ちが満たされる感じです。
基本的なストーリーは「闇を駆けぬけて」に似ています。
正直、無駄のなさという点ではこの作品はややおちると思うし、笑える下半身描写も控えめですが、ヒロインをお姫様のように大切にするヒーローに萌えたいあなたにおすすめ。

翻訳者さんのあとがきによると、英語で出版されたときに批判があった個所を日本語での刊行に際して手直しが加えられていて、日本語版だけのオリジナルの個所があるそうです。
ストーリーとは直接関係のない細部とのことですから、もしかしたらモイラに意識があるかないかというところだったのかもしれません。

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甘美な愛人契約【リン・グレアム】




THE RUTHLESS MAGNATE'S VIRGIN MISTRESS


リン・グレアム作  Lynne Graham
漆原 麗訳
2008(原書)
2009年ハーレクイン・ロマンス R-2427
★★★☆☆


Hero: ニコライ・ダニーロヴィッチ・アーロフ/実業家
Heroine: アビー・カーマイケル/未亡人。兄と家事代行業会社を共同経営。


○備考:ロシア人ヒーロー、未亡人

○シリーズ:「三人の無垢な花嫁 2」
くわしくは「リン・グレアム: シリーズ一覧」

●ストーリー:
「僕がもし多額の寄付をしたら君の貴重な時間を買えるのかな?」
チャリティでモデルをつとめたアビーに声をかけてきたのは世界的な実業家ニコライ。

その場ではつっぱねたものの、次の日アビーのオフィスには薔薇のバスケットが届く。
しかたなく夕食をOKすると今度は青いドレスが届いた。

「君を脱がせたいだけだ」
ありえないと答えたものの、豪華なアパートメントに連れて行かれたアビーは亡き夫を裏切ってるような気がしはじめていた。


●感想:
「裏切りのハネムーン」ヒロインの異父兄のお話。

えーとですね。つまらなくはないんです。
リン・グレアムじゃなくて他の作家だと思えばそれなりにおもしろいんですが、ストーリーの中に入りこむことができず、読むのに時間がかかったので★三つで。

亡き夫は20歳も年上で結婚前にアビーには手を出さず、教会から披露宴にむかう途中で事故でなくなったという設定です。
そこまでして処○にしたいのかとちょっと苦笑します。


■今回のリン・グレアム度数■2/5問中 40%
・「悪い家族」○
・「別居中に愛人がいる」×
・「双子」×
・「妊娠」×
・「エピローグ」○


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このごろ

短いロマンスはなんとか読めるようになったけどまだ文庫クラスの長いものは読めません・・・

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燃えるシシリア【ルーシー・ゴードン】



The Sicillian

ルーシー・ゴードン作 Lucy Gordon
江田 さだえ訳
1991(原書)
1991年シルエット・ディザイア D-440
2009年ハーレクイン・リクエスト HR-228
★★★☆☆


Hero: ビットリオ・ファルネーゼ/テラフィオーレの管理人。
Heroine: メラニー・カーライル/イギリス人の貴族。27歳。


○備考:イタリア人ヒーロー、噴火、遺産相続


●ストーリー:
叔母が亡くなり、メラニーにはシシリアのテラフィオーレという土地が残された。
シシリア人の農夫と恋に落ちたという叔母。
叔母が残してくれた「花の地」をひとめ見てみたい。

メラニーはシシリアを訪れ、そこで土地をめぐる争いに巻き込まれてしまう。


●感想:
ルーシー・ゴードンの描くイタリア人は生き生きしています。
それはルーシー自身が「イタリア人と恋に落ちたイギリス女性」だからでしょうね。

大好きな作家さんですが、今回はちょっと印象が薄かったです。


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副読本にいいかも

書店でこういう本を見つけました。

「図説英国貴族の暮らし」田中 亮三著




河出書房新社 ¥1,890

「華麗なる英国貴族のライフスタイルとはどのようなものなのか? 使用人たちの世界、上流階級の人々の現実の生活の今と昔を、美しい図版とともにたどる。チャーチル、故ダイアナ元妃の実家など名家も探訪。」
内容説明より。

ちょっと高いので迷ってますが買っちゃいそうです。

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ハーレクインのTwitter

さっき知ったんですが、ハーレクイン社もTwitterやってました。
「色恋一筋30年」というのが開き直ってて非常にいいです。

HARLEQUIN_JP

ちょっと見てみたんですが、殺し文句を抜き出して出してるみたいですね。
・・・こういうのは、どういう人間がどういうシチュエーションで言ったか知らないと萌えないなーと思いました。
よそのカップルが甘い会話をしてても「よう言うわ」としか思わなかったりしません?
反対に喧嘩してたら耳をダンボにして身をのりだして聞くけど(爆

フォローするか考え中です。
これフォローしてても買う気になるとは限らないし、むしろ買う気が萎えそう(あ)

リニューアルしてから公式サイトもろくに見てなかったのでそちらも見に行くと、ミスターハーレクインなんて企画のブログもやってました。
ミスター・ハーレクインって俳優さんがひとり混じってるみたいだけど3人とも普通の人に見えるんですけど(汗)
なんでプロのモデルさん使わないのかしら?

ミスター・ハーレクイン

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いつもふたりきりで【リンゼイ・サンズ】



Love Is Blind (Leisure Historical Romance)

リンゼイ・サンズ著 Lynsay Sands
上條 ひろみ訳
2006(原書)
2009年二見文庫
★★★★1/2
座布団:◇面白い!


Hero: エイドリアン・モンフォート/モーブレー伯爵
Heroine: クラリッサ・クランブレー/貴族の令嬢


○備考:1818年英国。リージェンシー。


●ストーリー:
「あなたはコウモりのように目が見えないのに見た目を気にしてメガネをかけないそうですね」
義母がいたはずの席に座った黒い人影はそう言った。

クラリッサが驚くと言った本人も驚いてるようだった。
「申し訳ない。長いこと社交から遠ざかっていたのでこんなことは口にするべきでは・・・」

クラリッサは気にすることはないといって、義母にメガネをとりあげられたゆえの失敗談を聞かせた。
そして義母に禁じられてるいろいろなことも。

人前で飲んだり食べたりすること。人前で何かにさわってもいけないこと。そして、人に手を引かれないかぎり歩くことさえ許されないこと。

ダンスはだめかと聞かれたクラリッサは以前のことを思い出してきまりが悪かった。
何もかもぼやけて光と色しか見えない。それでバランスを崩して・・・。

「目を閉じていればいい」
なんですって?
「ぼくを信じるんだ」
クラリッサは彼の目の深い色合いと温かさを記憶にとどめ、うなづいた。


●感想:
発売直後に買ったのに今頃読んでます(汗)

花嫁の母による「おつとめ」説明のファンの方々お待たせしました!(ファンいるのか!?)
今回はパイと小さな棍棒を使った説明です。斬新です。

メガネがないと何も見えないヒロインはストーリーの大部分をメガネなしで過ごしています。
コンテンポラリーだとヒロインは目が見えなくて、あとで手術で回復するという展開になるんでしょうけど歴史ものだとそれは使えないので、事情があってメガネがかけられず見えないという設定にしてるんでしょうね。

性格もかわいくてヒーローも良いし、翻訳も読みやすくてとてもよかったです。

どうして幸せなの?と聞かれたヒロインが

「エイドリアンはやさしくて親切だからよ」と静かに説明した。さらにつづけた。「わたしをお姫様のように扱ってくれるからよ。わたしを笑わせてくれるからよ。わたしを幸せにしてくれるからよ。わたしが自分で本を読めなかったとき、わざわざ本を読んでくれたからよ。舞踏会で食べることも飲むこともできないわたしに食べさせ、ワインを飲ませてくれたからよ。彼にキスされるとつま先が丸まって、彼と愛を交わすと情熱を抑えられなくなるからよ」
だってそれは愛してるから。そうでしょ?


Love Is Blind (Leisure Historical Romance)BookLove Is Blind (Leisure Historical Romance)


著者:Lynsay Sands

販売元:Dorchester Pub Co
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裏切りのハネムーン【リン・グレアム】



The Greek Tycoon's Disobedient Bride

リン・グレアム作 Lynne Graham
漆原 麗訳
2008(原書)
2009年ハーレクイン・ロマンス R-2416
★★★☆☆


Hero: リサンダー・メタクシス/実業家
Heroine: オフィーリア・カーター/園芸家


○備考:ギリシャ人ヒーロー

○シリーズ:「三人の無垢な花嫁 1」
くわしくは「リン・グレアム: シリーズ一覧

●ストーリー:
祖母の屋敷を相続する条件は一家の敵リサンダー・メタクシスと結婚すること。
結婚した後にオフィーリアにはもうひとつの手紙が渡されるという。
小さい時に養女に出され、別れ別れになった妹のことが書いてあるのでは。

オフィーリアはリサンダーとの結婚を承諾するが、この結婚はリサンダーにとっては因縁の屋敷を手に入れるチャンスだったが、金めあての女を押しつけられたような気持だった。


●感想:
「情熱はほろ苦く」と「誰も知らない結婚」とそれとギリシャの島で逃げて途中で車ぶつけるやつ(タイトル失念)と姉妹探し「華麗なる転身シリーズ」を混ぜてうすーくした感じ。
リン・グレアムのストーリーはどれも似てます。
それがなぜかプラスになってるところが個性なのですが、これはマイナスになってます。
読みながら「あーあれだな」とか思い出しちゃって、自分の得意なパターンだけでまとめて水混ぜちゃったみたいな感じです。

読んでるほうが飽きてきてるだけなのかもしれません。

●つっこみ
最初のほうの会話(P.23)で「アントニア」という名前がいきなり出てきて「へ?」と思ったんですがこれ「オフィーリア」の間違いですよね?


■今回のリン・グレアム度数■3/5問中 60%
・「悪い家族」○
・「別居中に愛人がいる」×
・「双子」×
・「妊娠」○
・「エピローグ」○

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近況

春からずっと読書量が減ったままです。
いつも見にきていただいてる方々には申し訳ないです。

本もためこんだままなので、秋に向けて少しずつ読む本を増やしていきたいと思います。

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誘惑マニュアル【クリスティ・ゴールド】



The Pregnancy Negotiation

クリスティ・ゴールド/Kristi Gold
山ノ内 文枝訳

2006(原書)
2007年シルエット・ディザイアD-1202
★★★1/2☆(3.5)

Hero:ホイット・マニング/建築家
Heroine:マロリー・オブライエン/弁護士

○備考:妊娠

○シリーズ:「Happy Holidays 1」


●ストーリー

「こどもを作りましょうよ。ホイット」

マロリーは決心した。
こどもの父親にはルームメイトのホイットしかいない。
信頼できて、友達で、しかも安全だ。
兄の親友で家族ぐるみのつきあいのホイットは4か月前からマロリーを家においてくれている。

はじめは冗談だと思っていたホイットはマロリーが本気なのを知ると目を丸くした。


●感想

積ん読本を消化。
マロリーの家族の雰囲気はすごくいい感じ・・・だと思ったらスピンオフがあるようです。
3.5か4.0で迷う感じ。

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