恋心だけ秘密にして【ジュリア・クイン】
Romancing Mr. Bridgerton (Bridgerton 4)
ジュリア・クイン Julia Quinn
村山 美雪訳
2002年(原書)
2008年ラズベリーブックス
★★★★1/2
座布団:◇◇◇最高に面白い!
Hero: コリン・ブリジャートン/ ブリジャートン子爵家の三男 33歳
Heroine: ペネロペ・フェザリントン/フェザリントン家の三女 28歳
備考: 1824年。英国ロンドン
シリーズ: 「ブリジャートン 4」くわしくは こちら。
ストーリー:
「ペネロペ・フェザリントンと結婚することはありえない!」
ペネロペは16歳のときからずっとコリンが好きだった。
そのことは自分の胸にだけしまった秘密だった。
人気者のコリンがペネロペを相手にするわけがない。
そんなことはわかっていた。
だけどペネロペがそばにいることに気づかないコリンがそう宣言するのを聞いて、心は張り裂けた。
なぜ決して振り向いてくれない人を好きになってしまったのだろう。
そして七年後。ペネロペは28歳になり、社交界では立派な「オールドミス」になっていた。
もう誰もペネロペに結婚しろとは言わない。
かたやコリンは、外国ばかりにいてなかなかつかまらない独身男として評判をとっていた。
そんなある日、ペネロペはコリンから家族のことで相談を受けることになる。
感想:
原題は映画「Romancing the Stone」のもじり?
「ミスター・ブリジャートンのことをロマンティックに考える」くらいの意味かな。
いつも母親に不似合いのドレスを着せられていたペネロペと人気者のブリジャートン家三男コリンのお話です。
三作目「もう一度だけ円舞曲を」の七年後の物語です。
(末っ子ヒヤシンスがもう21歳! 6番目フランチェスカはすでに未亡人!)
ペネロペは二作目でいじめられたり、三作目でコリンが好きなのかな?と匂わせていたのでちょっと気になる存在でした。
「ミランダの秘密の日記」の5年前の作品で、どちらも「恋に落ちた」ではじまり、親友の兄に片思いをしている、親友一家とは家族同然と共通点があります。
最初のほうで語られる王子様っぷりがとてもよくて、片思いのシーンはニコニコしてしまいます。
それだけに、コリンの発言はペネロペを傷つけました。
今はなんとか立ち直って彼の妹の親友という立場で家族ぐるみのつきあいをしています。
ブリジャートン家のママ・ヴァイオレットはそんなに活躍しませんが、かわりに(二作目のヒーロー)アンソニー兄ちゃんと(一作目のヒーロー)サイモン義兄ちゃんがちょっとだけですが印象深い出演をします。
コリンの愛の告白にもにんまりです。よかったね。
最初からうまいなーと思わせてくれます。
翻訳が良いのですいすい読めるし。
幸せな数時間をすごせました。
一年の最後の日にこの作品が読めてよかったです。
●追記●
ペネロペの部屋にある本は「マチルダ」(リサ・クレイパス『あなたを夢みて』のヒロインの著作)、社交界新聞の記事に出てくる注目の紳士の名前がステファニー・ローレンスの『この身を悪魔に捧げて』のヒロインの兄の名前になってます。
![]() | Romancing Mr. Bridgerton (Bridgerton 4)
著者:Julia Quinn |
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
*この記事を読んで楽しんでいただけましたら「読んだよ」とクリックしていただければ幸いです。
![]()
| 固定リンク
「ジュリア・クイン」カテゴリの記事
- 恋心だけ秘密にして【ジュリア・クイン】(2008.12.31)
- ブリジャートン家:ジュリア・クイン(2007.12.29)
- ミランダの秘密の日記【ジュリア・クイン】(2008.12.14)
- もう一度だけ円舞曲を【ジュリア・クイン】(2007.12.29)
- 不機嫌な子爵のみる夢は【ジュリア・クイン】 (2008.10.02)
「文庫(ヒストリカル)」カテゴリの記事
- 恋心だけ秘密にして【ジュリア・クイン】(2008.12.31)
- もう一度恋をしたくて/シェリー・トマス(2009.04.03)
- ヴィクトリア朝時代(ヴィクトリアン)覚書(2008.02.11)
- リージェンシー・ロマンスとは(2008.02.11)
- いつもふたりきりで【リンゼイ・サンズ】(2009.10.04)





コメント
ともみさん、早速のお返事ありがとう。私はともみさんの好みが好きだから座布団を参考にしますね。でも「仮面の花嫁」がどこにもなくて…。今日は古本屋に行ってみるつもりです。でも「スペインのシンデレラ」もおもしろそう。嫉妬全開のヒーローは面白いから大好き。昨日「恋心だけ秘密にして」をざーっと読みました。このところの読書のし過ぎで寝不足で集中力が続かなくて飛ばし飛ばし読んでしまった。でも面白かったです。ともみさんのお勧めはどれも会話が面白い。映画でも会話が面白いのが好きです。そうそう、ロバートのこと詳しく知っている人がいて嬉しい。私の周りには一人もいないの。一人もよ!「男前」の投票に参加してたなんて!素敵。「remember me」が楽しみ。撮影現場、毎日チェックしています。ごめんなさい。本とは関係ないことでした。
投稿: 渚 | 2009年6月26日 (金) 09時13分
>渚さん
いらっしゃいませー。
もうブリジャートン家4作目までいけたんですか?早いですね。
嫉妬全開ものお好きですか?ふふふ。
ヒーローが見苦しいくらいうろたえてくれるといいですね。ハーレクイン系は一年くらいで在庫がなくなるので再販がない限り古本屋かネットで探すしかないんですよね。
会話がおもしろいのはブリジャートン系は翻訳者がいいですものね。趣味があってよかったです。
ロブの撮影は私もチェックしてます。海外はロブばっかりなのに日本のはなかなか情報がないんですよね。ロブの話は私も大好きですから。
私は別にもブログやってまして、それはトワイライトネタばっかりです。名前のところにリンクいれておきますのでよかったらそちらも遊びにいらっしゃいませんか?
投稿: ともみ | 2009年6月26日 (金) 20時21分