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作家名前:ア行

ハロウィーンの夜【ヴァイオレット・ウィンズピア】



By Love Bewitched

ヴァイオレット・ウィンズピア著 Violet Winspear
堤 祐子訳
原書:1984
日本発売:1985年ハーレクイン・ロマンスR-428
日本発売:1990年ハーレクイン文庫
日本発売:2009年ハーレクイン文庫
★★☆☆☆

Hero: ジェイソン・デブレル/ダイナの後見人、銀行頭取。37才(?)
Heroine: ダイナ/被後見人。20才

▼備考:後見人、年の差(17才?)

▼関連作:ダイナの肖像画を描く画家バリーは過去にも「涙の結婚指輪」でもヒロイン(ドミニ)の肖像画を描いています。(Romance Cottage様情報)

▼ストーリー:
ハロウィーン・パーティーの晩、後見人のジェイソンのものにされてしまったダイナは逃げ出して、デパートの店員として自活していた。
ある日ついにジェイソンに見つかったダイナは、妊娠していたこともあって渋々彼のもとに戻り妻になることに。

▼感想:
 初期のハーレクインは本国で発売されてから、日本で発売されるまでにタイムラグがあることが多いんですが80年代半ばぐらいになると一年程度で翻訳されています。
 今とあまり変わらないですね。
 この作品を初めて読んだのは80年代後半だと思いますが、当時すでにウィンズピアは「古かった」んです。
 でもその古くささが魅力の作家だと思っていました。
発売されたのは80年代ですが40ー50年代の雰囲気ですよね。

 この作品でも妊婦が飲酒してたりするので今の感覚からすると「え?」と思ってしまいます。当時でも妊婦の飲酒がだめという感覚はあったような気がするんだけど。

 このヒロインは丸めがねで容姿にコンプレックスを持っています。

「どうせ私はモネのすいれんとドガの踊り子とならぶとフクロウだもの」P.36

「私たち二人で町に出るとみんなが好奇の目で見るのがどうしてかわかったわ!町一番の魅力の持ち主が眼鏡をかけた女と一緒だからよ!」P.121

「じゃあ、私が平凡な顔立ちだということ??」P.125

「美しいものの好きなあなたが私みたいな女を妻に選んだのが不思議だわ!」P.135

「生まれてくる子が私みたいに近眼だったらどうしよう。学校では”四つ目”って言われるわ」P.135

…きりがない。
他にも他人にむかって愚痴ばかりだし。
こんな性格のヒロインは鬱陶しいです。

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献身【ヴァイオレット・ウィンズピア】



The Passionate Sinner

ヴァイオレット・ウィンズピア著 Violet Winspear
山路 伸一郎訳
原書:1977
日本発売:1981年ハーレクイン・ロマンス R-98
日本発売:1983年ハーレクイン・クラシックス C-24
日本発売:2010年ハーレクイン文庫
★★☆☆☆


Hero: ポール・ファン・セタン/オランダ人外科医
Heroine: マーリン・レイクサイド(ジェーン・ブリッジ)/元見習い看護師


▼備考:オランダ人ヒーロー。舞台はインドネシア?


▼ストーリー:
高名な医師(ヒーロー)が失明した責任を被せられた見習い看護師が南の孤島に住む彼のところに行き、中年女性を装って秘書になり、やがて結婚するが彼にばれてしまいつらい結婚生活を送るお話。


▼感想:
 以前クラシックスで出たものを持ってました。文庫化されたものを再読です。

 今の感覚で読んだら「ん?」と思うようなところがあります。
 はじめにヒーローは失明を「見習い看護師」のせいだと恨んでてヒロインは自分の正体を隠さざるを得ませんが、結婚後ヒーローはヒロインのことを「もうひとりの看護師(あばずれ)」だと思っています。

 言っても聞く段階じゃないとヒロインは言ってますが、どっちも犯人だと思われてるんだったら、「いや、そっちじゃなくて見習いのほうです」と訂正したほうが良くないですか?
ヒロインが訂正しようとしないのは不可解です。

 あと、ヒーローを失明させたにもかかわらず、このあばずれ看護師のほうは最後まで出てこないし責任を追及されたりしないんですよね。とてもひっかかります。

 あと、左腕を切りつけられたショックで目が見えるようになったってご都合主義じゃないかしら。


▼つっこみ:
 まず最初に、この作品が書かれたのは1977年(昭和52年)です。
 この時代に「パソコン」入力したり(P.47)、「CD」を聞いたり(P.87)するっておかしくないですか?

 以前の訳が家にないので断言できませんがこの部分は「タイプ」「レコード」だったはずです。翻訳自体は1981年の初版のときと同じもので、単語だけ今の言葉に(機械的に)置換してるんですね。

 NASAとかそういう政府系の企業ならまだしも、この時代の家庭にパソコンってありました?「パーソナル・コンピュータ」って呼び方が普及したのは80年代以降でしょう?
 CDって82年以降に発売されて、80年代半ばぐらいから普及したものじゃありませんでした?

 ウィンズピアの作品は歴史小説としか思えないレトロなところ、異国のエキゾチックなところを楽しむもので、翻訳はそれにそったものになってるのに、単語だけ無理矢理現代に置き換えたために、よけいにちぐはぐな、わけのわからないものになってます。

 年数がたつと当時はよくても今はアウトになる言葉があるから、言い換えしたほうがいい場合もあるんだろうけど、これは違うと思います。

 再版したからってこういうつまんない、ささいなところいじるのやめましょうよ。
改悪にしかならないんですから。

 1962年が舞台の映画『ヘアスプレー』で、当時は存在もしていなかった言葉「スローライフ」や「メタボ」を字幕に使う戸田奈津子みたいじゃないですか。
(「スローライフ」はDVD版では修正済み?「メタボ」はCMのみです)

雨上がりの恋人【エリザベス・ホイト】



The Leopard Prince

エリザベス・ホイト著 Elizabeth Hoyt
古川 奈々子訳

原書:2007
日本発売:2009年ライムブックス
★★★★1/2
座布団:◇面白い!

Hero: ハリー・パイ/土地差配人。
Heroine: ジョージナ(ジョージ)・メイトランド/伯爵令嬢。メイトランド伯爵の姉。4人の弟妹がいる。28歳。

▼備考:1760年イングランド。18世紀。ジョージ王朝時代。

▼シリーズ: 「Princes Trilogy 2」

▼作者別名: Julia Harper (コンテンポラリー)

▼ストーリー:
妹の手紙で呼び出されたジョージは土地差配人のハリー・パイと共にヨークシャーの領地に向かう。
途中、馬車が横転したときかばってくれた使用人のハリーを、ジョージははじめて男性として意識し始める。

ヨークシャーでは羊の毒殺が横行しており、犯人だと噂されているのはハリー・パイだった。
彼には土地と家族にまつわる暗い過去があった。

▼感想:
実はけっこう前に読んでたけど、書き終わるのが遅くなってしまいました。

使用人ヒーローです。
「お嬢様(マイ・レディ)」というような丁寧な言葉遣いが、関係が変化するにつれ呼び方はそのままで、言葉がところどころ崩れていきます。
口調は丁寧なんだけどやってること大胆っていうか、そのアンバランスなところがちょっと笑えました。

身分が違ってもけっこう簡単に結婚してたのが気になりました。
後ろ盾があるからなんだろうけど、前の作品もするすると召使いヒロインと結婚してたような気がします。
18世紀は後の時代ほどうるさくなかったって事かしら。

ヒロインの語るおとぎ話は前作のほうがよかったけど、全体的にとても読みやすかったです。

The Leopard Prince Book The Leopard Prince

著者:Elizabeth Hoyt
販売元:Grand Central Publishing
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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キャンセルにご用心【エマ・ダーシー】




The Wedding

エマ・ダーシー著 Emma Darcy
柊 羊子訳
1992(原書)
1994年ハーレクイン・イマージュ(初版I-836)
1999年100LOVE ベストセラー作家たちの100冊
2010年ハーレクイン文庫
★★★☆☆


Hero: ブレイズ・キャラガン/建築会社社長
Heroine: テッサ・ストックトン/重役秘書


○備考:オフィス


▼ストーリー:
「いや、用はある。君が必要なんだよ、ストックトン」
社長秘書の代理で出張に同行したテッサが部屋を下がろうとすると、ブレイズはそう言った。

別にいいじゃないの。私は婚約者に昨夜裏切られたのよ。ブレイズ・キャラガンを求めて、何が悪いの?
もう何にも縛られる必要はないんだもの。

それに、相手はブレイズ・キャラガンなんだもの。こんなことは二度と起こらないわ…。


▼感想:
失恋の反動で上司と一夜を共にしたテッサ。それは真実の愛へのはじまり…というわけでうまいこと蜘蛛の巣にひっかかった感あり。お母さんにちょっと癖があるけど(この作者にしては)後味も悪くありません。

この本は前にも読んでました。
エマ・ダーシーは読みやすいですよね。

P.148

「ストックトン、君と結婚したい」
「なぜです?」
「君が必要だからだよ。ストックトン」

愛がどうとかいうよりも「結婚は必要性の問題」と言い切るブレイズの押し切りはなかなかいいです。
「必要かどうか」の答えはお互いはっきりしてたんですもの。

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豪雨のあと【イヴォンヌ・ウィタル】

The Lion of La Roche

イヴォンヌ・ウィタル作/ Yvonne Whittal
田塚 由美子訳
1981(原書)
1983年ハーレクイン・ロマンス R-278
1992年ハーレクイン・クラシックス C-229
★★☆☆☆


Hero: グスターフ・ド・レーウ/実業家。39才
Heroine: キャロライン・アダムス/無職。20才。


○備考:「年の差」19才、契約結婚、遺産相続。


▼ストーリー:
婚約者の家に向かう途中で豪雨のため車を動かせなくなり、途中の農家で一泊させてもらったキャロラインは、そのことが原因で婚約者とうまくいかなくなってしまう。

農家の男の紹介で就職したキャロラインが借金返済の資金繰りに苦労していると、会社の社長は豪雨の夜に泊めてもらった農家の男だったと知る。
彼は遺産相続のため、キャロラインの借金を肩代わりする代わりに結婚してほしいという提案をしてくる。


▼感想:
読んでから気がついたけど、これ、ずいぶん前にもってました。
残念。

遺産相続のためにやってくるヒーローの義理の母親がのぞきに来たり、義理の弟にせまられたり、窓のないワイン倉に閉じ込められたり、まあ盛りだくさん。
「・・・・ですわ」という語尾も古風です。

ヒロインは借金取りの愛人になるか資産家の妻になるかを選ばなくてはならなくなりますが、借金取りのほうが良かったんじゃないかと思うぐらい、ヒーローに魅力がない。
あまり優しいとは言えず、初夜からして無理矢理っぽいしその後も「苦痛の声をあげるまで手首をねじりあげ」たりとか乱暴なんです。

最後に連れ戻しにくる落差を狙ったのかもしれないけど、昔はこんなのでも「ヒーロー」扱いされたんだなーと資料的に読むのがいいのかもしれません。

ヒーローの家のメイドは「黒人女」と書かれています。
舞台が南アフリカで、当時は人種隔離政策をしていて有色人種の地位が低かったことを考えるとなかなか興味深いです。


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誘惑のとき【ヴァイオレット・ウィンズピア】

誘惑のとき (ハーレクイン・クラシックスプレミアム)
誘惑のとき (ハーレクイン・クラシックスプレミアム)Violet Winspear


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by G-Tools

Time of the Temptress

ヴァイオレット・ウィンズピア/Violet Winspear
安引 まゆみ訳
1977(原書)
1980年ハーレクイン・ロマンス
1984年ハーレクイン・クラシックス C-46
2001年ハーレクイン・クラシックスプレミアム
★★★1/2☆(3.5)


Hero: ウェイド・オマラ/傭兵部隊(外人部隊?)の少佐。39歳。
Heroine: イヴ・タラント/看護婦。19歳。


○備考:年の差(20歳!)。傭兵。アフリカ内乱。


●ストーリー:
アフリカの奥地で反乱がおこり、イヴは病院のシスターたちと何日も地下室に身を潜めていた。
やっと傭兵部隊の少佐が助け出してくれ、飛行機があるところまでボロボロになりながら歩いてきたが飛行機には全員の席はない。
仕方なくいちばん若く体力のあるイヴが残り、イヴは少佐と共にまだ反乱軍の手におちていない町までの道を歩いていくことにする。
ジャングルの中を40km。もしかしたらそれ以上の道のりを。


●感想:
ヴァイオレット・ウィンズピアの作品は1970年代後半の作品とは思えないほど古風な感じがあって上品でロマンティックです。
前半なかなか波にのれませんでした。
このヒーローは実は行方不明の奥さんがいて完全にシングルと言うわけではないので、若いイヴの誘惑を必死にはねのけます。
(あー。ジャングルで誘惑するからイヴなのかしら)
昔の作品なのでとても年が離れています。
でもヒーローの息子と一歳違いだし、離れすぎじゃないかしら。

じゃじゃ馬令嬢に美しい罪を【エマ・ホリー】



Beyond Seduction

エマ・ホリー著 / Emma Holly
曽根原 美保訳

2002年(原書))
2008年ラズベリーブックス
★★★1/2☆(3.5)


Hero: ニコラス(ニック)・クレイヴン/画家。
Heroine: メレディス(メリー)・ヴァンス/モンマス公爵令嬢。


○備考:1875-1876年英国、ヴィクトリア朝
○シリーズ:「Beyond 2」。『偽りの婚約者に口づけを』の2年後。スピンオフ。


●ストーリー:
望まない結婚を強要された公爵令嬢が、身分を偽って裸婦画のモデルになりスキャンダルをおこして結婚話をつぶそうとたくらむお話。


●感想:
『偽りの婚約者に口づけを』でヒーローに片思していたメリー嬢のお話。
前作カップルは名前が出てくるくらいです。

馬の繁殖が趣味で、仕事にしたいと言うだけあって幼いときから見るべきものは見ていたというか、とても積極的で大胆なお嬢さんなので、タブーというものがありません。

独身の画家のモデルになって家に住み込むということが、どんなことになるかというのもちゃんと承知しています。
これがロマンスだったことを忘れそうになるくらい、そりゃもう具体的で綿密に描かれています。
いちおう処○設定なんだけどノリノリで(普通しないようなこともするので)人によっては好みがわかれそう。

後半、連れ戻しにきた家族との間のやりとりはしっかりしていて、ただの「エ○ティカ」に落ちることを救っていました。
本当に考えなしの困ったお嬢さんだわ。

重要な役を担う少年もお兄さんたちもよくて、中でもお父様はいい男。
変な夫を持つ親友もいい人だし、ここのヒロインは(母親以外の)家族には恵まれてます。

飛ばし読みしてもさしつかえのない場所だけど、ひっかかる表現が複数個所あったのが残念。

ヒーローが頂点だったかのような過去の三角関係も驚きです。
アッチ方面も大丈夫なんですね。幅広い愛の持ち主。デカダンス。
だけど、このヒーローは兄と父親と二回も殴られてて鼻が治る暇がないですね。
でも夜這いできるぐらい元気。素晴らしい。

Beyond SeductionBookBeyond Seduction

著者:Emma Holly
販売元:Jove Pubns
Amazon.co.jpで詳細を確認する

エリザベス・ホイト Elizabeth Hoyt:シリーズ一覧

本ブログに記事がある場合は日本語のテキストからリンクしています。

Series
■Princes Trilogy
1. The Raven Prince (2006)
あなたという仮面の下は

2. The Leopard Prince (2007)
雨上がりの恋人

3. The Serpent Prince (2007)


■Legend of the Four Soldiers
1. To Taste Temptation (2008)

2. To Seduce a Sinner (2008)

3. To Beguile a Beast (2009)


○参考URL
http://www.fantasticfiction.co.uk/h/elizabeth-hoyt/
○作者HP
http://www.elizabethhoyt.com/
○最終更新
2009/03/29

あなたという仮面の下は【エリザベス・ホイト】



The Raven Prince (Warner Forever)

エリザベス・ホイト / Elizabeth Hoyt
古川 奈々子訳
2006年(原書)
2009年ライムブックス
★★★★1/2
座布団:◇面白い!

Hero: エドワード・デラーフ / スウォーティンガム伯爵
Heroine: アンナ・レン / 未亡人。秘書。

○備考: 1760年イングランド。18世紀。ジョージ王朝時代。傷のあるヒーロー
○シリーズ: 「Princes Trilogy 1」くわしくはこちら。
○作者別名: Julia Harper (コンテンポラリー)


●ストーリー
18世紀。アンナは若くして夫を亡くしたあと姑と小間使いと3人で細々と暮らしている。
だが倹約にも限界があり、淑女らしい仕事を探すがなかなか見つからない。
やっと気難しいと噂の伯爵の秘書になることができ、アンナは雇い主の伯爵に惹かれる。
あるとき、伯爵がロンドンに行く目的を知ったアンナは・・・



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ティンカー【ウェン・スペンサー】



Tinker (Baen Fantasy)

ウェン・スペンサー Wen Spencer
赤尾 秀子訳
2003年(原書)
2006年ハヤカワ文庫 SF
★★★★☆
座布団:◇面白い!


Hero: ウィンドウルフ/エルフの王族。210歳。
Heroine: アレクサンダー・グラハム・ベル(ティンカー・ベル)/人間。スクラップ&サルベージ業。18歳。


備考: SF(近未来) ファンタジー
2003 サファイア賞。

シリーズ: "Wolf Who Rules"(2006)という続編あり。


●ストーリー:
近未来。ここはエルフの住むピッツバーグ。
スクラップ工場を営むティンカーがひょんなことから命を救ったエルフは王族だった。
ハンサムな彼はティンカーに興味を示し、ティンカーは彼からの贈り物を気軽に受け取る。
それはとんでもなく重大な意味があるということを知らずに。


●感想:
「SFは高校生のとき以来だし苦手なんだよなー」
と思いながら読み始めましたが、意外にも(失礼)最後までいっきに読めるくらい楽しい本でした。
わからない単語はすっとばすくらいの感じがよかったみたいです(原書みたいだ)。

623ページもあるのに、イッキに読めるというのは立派に(4.5)だと思うのですが、「よくわかんないけど、ハンサムな権力者に見初められてよくわかんないうちに奥さんにされちゃったの」というお膳立てはいいのに、ヒーローの影が薄いのです。その点でロマンスとしてはちょっと減点。
ヒーローよりもボディガードのポニーのほうが魅力的だし、後半になるとそっちとくっついたほうが自然に感じてしまいます。
後半の鬼と狐の拷問シーンも後味悪いし。

作者は日本のアニメと漫画のファンだそうですが、「オニ」とか「天狗」とかいったい何で覚えたのか気になります。(高橋留美子かな?)

表紙はライトノベル、中身はロマンスなんだけどヒーローの魅力が薄い(ほとんど不在だし)。
でも読みやすいし、続編が翻訳されたら読みたいと思います。(ハヤカワだからでないかも)

SFファンからは邪道と言われそうな感じなのがよくわかるので、ロマンス・ファンにターゲットを絞ったほうがよかったような感じの本です。


Tinker (Baen Fantasy)BookTinker (Baen Fantasy)


著者:Wen Spencer

販売元:Baen Books
Amazon.co.jpで詳細を確認する


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